Warwick(Main Campus) のご紹介
(2004年9月19日〜)




1.Warwick 大学 Main Campus(設備面)

1.寮
家族用の寮も存在(レイクサイド・ヘロンバンクなど)しますが、私のわかる範囲に留めたい
ため、以下は全て単身用に限定した情報になります。

留学生は寮の確保が保証されており、入寮を希望する学生は校内に存在するいずれかの寮に
必ず入ることができます。
(ただし1年限定のため、博士課程など数年在籍する人は2年目から学外に住む。また、この
条件は単身者専用であり、家族寮への入寮は保障されていない。)

大学院生はレイクサイド・ヘロンバンク・クレイクロフト・トシルの4つの寮を選択可能。
どれもインターネット接続・水道光熱費は寮費に含まれています。
また、トシル以外は週に1回の室内清掃・布団カバーの交換、平日毎日のキッチン清掃サービスがあります。

<レイクサイド>
MBA の校舎からは徒歩10分程度の場所。
2000年ごろの建設と推測され、かなりきれい。
バストイレは室内にあり、いわゆるワンルームマンション風。
キッチンは8人で共有。

そのキッチンには冷蔵庫・冷凍庫・トースター・オーブン・電気式コンロ・電子レンジ・湯沸かし器・アイロン台が備え付けられています。
そのため炊飯器・鍋などの調理器具・食器類は自分で用意する必要があります。
これはヘロンバンクも同様の条件ですが、クレイクロフトやトシルについては未確認です。

後述のヘロンバンクと並んで MBA 学生の多くがここに住んでいます。
ここの強みは部屋に電話がついており、友達同士の連絡が内線電話で可能な事。

逆に弱みとしてはヘロンバンクと比較して布団の質が貧弱で快適とは言い難いようです。
また、週あたり86ポンド(2005年度入学は89ポンド)と最高価格も弱みでしょう。
これはヘロンバンクと同額になります。


レイクサイドの外観。
レイクサイドその2。


<ヘロンバンク>
レイクサイドに隣接する2003〜4年に完成した新築同様の寮。
ここもバストイレは室内にあり、キッチンは8人で共有。

ここも多くの MBA 学生が住んでおり、私もここに住んでいます。
(私は第一希望のレイクサイドがはずれ、第二希望のここに住むこととなりました。)
ここの強みは新築同様のため布団も含めた細かい備品が一番上質です。

ここの弱みはレイクサイド同様最高価格であること、室内に電話がないこと、でしょう。
そのため電話は携帯を使わない場合はキッチンにある電話を使うことになります。

ヘロンバンクの室内写真は9月の日記に載せてますのでご参照ください。

ヘロンバンク外観。 ヘロンバンクその2。


<クレイクロフト>
MBA の校舎からはレイクサイド等とは反対方向に徒歩10分程度の場所に所在。
建築年度は不明ながらもレイクサイドよりは古いと思われます。
キッチンを8人で共有するのは同じながら、ここはバストイレを2人で共有。

バストイレが共有のためか、MBA 学生は数人程度。
ただ室内に電話があって内線を使えるのはここの強み。
それ以上に強みなのが、スーパーに徒歩でも数分と至近距離にあるため夜中でも思い立った
ときに日本のコンビニ感覚で気軽に買い物に行けることでしょう。
これは正直うらやましいです。

価格は週76ポンド(2005年度入学は79ポンド)と少々安め。

<トシル>
MBA 校舎まで10分弱と最も近く、価格も最安(2005年度入学は62ポンド)ではあるものの、
バストイレやキッチンを6〜12人で共有すること、学部生の比率が高いこと、などデメリットが
大きいため MBA 学生には不人気。
私はここに住んでいるという MBA 学生を聞いたことがないです。

総論としては、MBA 学生は平均年齢30歳と他学部よりも年齢層が高めのため、プライバシーを確保しやすいレイクサイドとヘロンバンクを好むようです。
また、MBA 学生はビジネスマンとしてそれなりに稼いでいた人たちの集まりであるため、週10
ポンド(約2千円)程度の金額は気にしない、というのも理由の1つでしょう。
(私がここに該当するかは微妙ですが)

上記情報は全て私の知る範囲での情報ですので、正確な情報は学校の寮のサイト(英語)にて
ご確認ください。

2.図書館
これは Westwood キャンパス編をご参照ください。

3.校舎
私は他学部の校舎を全く知らないので MBA の校舎についてのみご紹介します。

フルタイム MBA の生徒は MBA ティーチングセンターという校舎で授業を受けます。
これは MBA 専用の校舎のため、非常に使いやすいものとなっています。

校舎は2階建てとなっており、1階には教室が2つに事務室、そして学生1人1人へ割り当てられる連絡用の棚(ピジョンボックスと呼ぶ)があります。
2階にはシンジケートルームと言うグループミーティング用の場所・個室となっているミーティングルームやコンピュータールーム、といった構成になっています。
(シンジケートルームとミーティングルームには ホワイトボードのほか PC も装備。)

細かい話になりますが、授業のある日はコーヒーやジュース・休憩時間には果物やクッキー類の提供・新聞(ファイナンシャルタイムス等)が全て無料で提供されるため、設備面とあわせて非常に快適に過ごす事ができます。

さらに細かい点を挙げれば、コピーは有料ですが PC からの印刷は無料で助かります。

その他 MBA 学生専用の掲示板もあるイントラネット・1人1人に割り当てられる Web メール
アドレスを利用することができ、名刺も無料で作ってもらえます。

総論として、非常に使いやすく、またサービスの良い学校と言えると思います。
事務員の人たちもフランクで楽しい人達です。
他校の設備・サービスをそれほど知るわけではありませんが、これ以上はそうは望めないと
言ってもいいぐらいにこれらの点ではいい学校だと言えると思っています。

MBA 校舎1Fの様子。
左側の扉を開ければ教室。
こんな感じでジュース・コーヒー類を
飲むことができます。

ピジョンボックス。
イントラネットと共に連絡手段になります。
2Fのシンジケートルーム。
ここで何時間議論したことやら。。。


4.その他
<アートセンター>
映画や演劇を見る事が出来る設備が校内にあります。
これは近隣の住人達にも好評のようで、校外からも人が集まります。

私はここで何度か映画(4ポンド:約800円)を楽しんでいます。

<商業設備>
スーパーとコンビニの中間のような「コストカッター」というお店があります。
MBA 学生の多く住むレイクサイドやヘロンバンクから24時間営業のスーパー「テスコ」は徒歩
だと20分ぐらいかかってしまうため、ここで食料品や日常生活品をそろえる学生も多いようです。

校内には Natwest・HSBC・Barclays と3つの銀行があります。
この中でも預金残高などの制限の1番ゆるい Natwest で口座を作る留学生が多く、私もここで
口座を開設しました。

その他薬局・郵便局・旅行代理店・美容院(私は行ったことないが10ポンド(約2,000円)程度との情報あり)・保険代理店などが校内にあります。

<飲食施設>
これは学生数の規模を思えば貧弱と言わざるを得ません。
そこそこの規模のものが校内に点在するものの、私の味覚的には美味しいものを食べさせるのはアートセンター内にある「eat」という所だけ。
そこも普通に1食あたり1,000円以上かかってしまうので、寮の中での食事比率が必然的に
上がることになります。
(味的にはスターバックスも合格と言えるでしょう。)

しいて言えば学校に隣接する「Varsity」というパブがオススメとなるでしょうか。
1ポンド払って会員になれば飲み物が25%オフになります。
当然私は訪問初回に会員になりました。

<スポーツ施設> ジム・体育館はそこそこの規模でプールは無料で使用可能。
私はプールしか使用経験ないですが、筋トレに励む学生も多いようです。

他にもフットサル・バスケ・テニスなど場所は十分にあり。
芝生のテニスコートを発見したときは「ぜひここでテニスをしよう!」と思ったもののそのまま早くも1年近くが過ぎてしまいました。(現在5月)
もったいないので利用するチャンスを作りたいものです。

2.Warwick MBA プログラム

ウォーリックビジネススクールには は私のような現地でフルタイムで受ける形式の MBA コースのほか、パートタイム(夜間)・モジュール(1週間集中授業を何度も受講)・ディスタンス(通信教育)といった形式もあり、他にもエグゼクティブ MBA やファイナンスに特化したコースなど様々なコースを提供しています。
しかし私がわかるのはフルタイム MBA だけなので、以下はこれに特化した紹介です。

全体の流れとしては、
・秋学期でグループ活動を前提とした環境下で基礎を学ぶ
・春学期では複数のグループに所属することでバランスを養いつつ、各自のメインジャンルに
 範囲を狭めていく
・夏学期は企業戦略に沿う形での応用を学びつつ卒業プロジェクトの準備を行う
・プロジェクト期間で学んだことの総決算
といった感じになるでしょうか。

この流れに沿ってプログラムを以下のように紹介します。

<オリエンテーションウィーク>
授業開始前の1週間はバーベキューパーティーで幕を開けるオリエンテーションです。
この時点でグループワークが課されるチームワーク演習・簿記や数学の基礎コースの他は校内設備の説明など淡々と流れます。
それでも私は緊張感が抜けず、1週間が終わるとぐったりとしたのを覚えています。

<秋学期>
経済学・組織論・会計・マーケティング・オペレーションズ・統計学、の6必修科目。
評価の配分は科目によって異なるものの、経済学以外は試験が課されます。
(科目ごとの試験や評価については12月の日記をご参照ください。)

期間は途中の1週間の就職課の研修をはさんで9週間。
その後で試験や課題を行う。

全フルタイム学生が2つのクラスに分けられ、そのクラスの中でさらに6〜7人程度のグループに分けられます。

ウォーリックの場合選択科目も含めてグループは必ず学校から指定されるため、気の合う仲間同士だけでグループを組むことはできません。
また、秋学期は全ての科目を同じグループで受けるため、一緒になるメンバーと上手くやって
いけるかどうかが非常に大きなポイントとなります。

個人的にはこの部分で大変苦労しました。。。

<春学期>
2週間程度のクリスマス休暇をはさんで厳寒の中、春学期がスタートします。

1科目の必修(戦略論)と4つの選択科目、そして外国語(テストもない気楽なもの)の構成。
期間は8週間、その後で科目によっては試験や課題提出。

この頃には要領をつかめるようになっており、負担はそれほどかわらないものの精神的には
秋学期よりは楽に感じることでしょう。
また、科目によってグループメンバーが異なるため、いつも一緒でうんざり、なんてこともないのが精神的に楽に感じる理由かもしれません。

個人的には学期の途中で退学のプレッシャーが発生し、それにペースを狂わされてここでも楽をすることはできませんでした。

<夏学期>
3〜4週間の長めの休みを取った後に夏学期が始まります。
私は秋学期の追試が2つもあったのでアメリカ旅行だけで終わってしまいましたが。

秋・春学期と異なり、夏学期は1科目1週間の集中講義となります。
必修科目1(戦略論)・選択科目4の構成。

夏学期は全科目試験がないため、精神的に楽といえば楽ですが、1週間朝から夜までみっちり
5日間連続、というのは体力的にはきついです。

また、この時期は就職活動や卒業プロジェクトの準備など授業以外に気を配らなければならないことも多くなるため、忙しさの実感としては春学期よりも忙しいように感じています。
(執筆は夏学期の最中の5月)

<卒業プロジェクト>
これはインターンのように企業のために短期間働いて何らかのレポートを提出した後その業務に関連した卒業論文を書くパターンと、最初から卒業論文の執筆に専念するデスクプロジェクトと
言われる形の2パターンに分かれます。

私はこのプロジェクトのため早めに帰国し、日本で卒業論文を書こうと考えています。
ただ現時点(5月8日)では担当教官など何も決まっていない状態のため、卒業プロジェクトに
関しては日記で少しずつご報告するほか、また紹介のし直しをしようと思います。

そしてこの卒業論文が認められれば、翌年(私の場合2006年)1月に晴れて正式に卒業となり
ウォーリック大学 MBA の学位が授与されることになります。
(そのため正式な卒業式は翌年1月。そんなん参加できませんがな。)

ウォーリック MBA の特徴としては、以下のようにまとめられるでしょう。

・グループは全て学校から指定される。
 これは特定の人間とばかりつるむことを防ぐメリットがあります。
 その一方で仲間はずれになるのが怖くてグループワークを頑張る、という動機はないですが、
 「何もしないと評判の悪い奴」という噂は聞かないので、特に問題にはなってないようです。
・秋学期は全ての授業を同一のグループで受講する。
 これは学校の目指す「協力的な雰囲気」を実現する手段なのでしょう。
 その分大変なグループに入ってしまうとはまるリスクが高まります。(経験談)
・戦略論が2つも必修となっており、企業戦略を重視している。
・学生の平均年齢は2004年度入学で30歳。
・国籍の多様性には気を配っており、30以上の国籍・最大でもイギリス人の20%程度。
・ドイツのマンハイム大学など他大学との提携が多く、交換留学生が毎学期新たにやってくる
 ためオープンな雰囲気。
・また、ウォーリックからも他大学への交換留学のパターンも多い。
・特に必修科目の評価は厳しい。全体の20%近くに不可を与える科目もある。

3.総論

まとめとして、飲食設備など不満点はあるものの、比較的快適な生活を送れます。

市街地から離れた場所にあるため娯楽の少なさなども気になるところですが、MBA 学生の場合(ネイティブでない留学生は特に)、日々の授業などに追われてしまって遊ぶ精神的余裕を持つのは難しいため、もしも学校の周囲に娯楽が多数あったとしても生活自体はほとんど一緒だと
思います。

なのでストレスさえ変に溜め込まなければ、1年という短期間でもありますし、この勉強に集中
しやすい環境は十分に恵まれたものと言ってもいいのではないでしょうか。