2004年7月の日記

←前月の日記  日記の目次へ戻る 翌月の日記→




7月31日(土)

今日は生徒会のような組織の企画でウェールズの首都、カーディフへ遠足に出かける。
(毎週土曜日はこのような遠足が企画されている。)

ご存知のとおり、イギリスはイングランド・ウェールズ・スコットランド・北アイルランドの4つの「国」から成り立っており、ウェールズには独自の言語も存在する。
が、もちろんパスポートなどが要るはずもなく、バースからは距離も近いため簡単に出かけられる範囲の名所である。

まずはウェールズの人たちの生活の歴史がわかる公園を兼ねたような博物館へ。
ピクニックと学習を同時にできるような感じであり、のどかなウェールズの風景を楽しむ。

午後からカーディフ市内を散策したが、バースよりも近代的かつ都会であり、物価も安いようで
非常に生活しやすそうな印象を受けた。

その後は市内中心地にあるカーディフ城へ。

構内に入るとここもまた芝生の広場がある。
イギリスという国をまだまだほとんど理解していないが、それでも芝生が好きな国なんだな〜と
いうことは十分に理解できてきた。

学校へ帰り、夕食をとるともう図書館は閉まっている時間のため宿題や小論文をあきらめて明日する予定だった洗濯をする。

通常の学期間中は24時間図書館を開けているらしいが、(一般の学生にとっての)この夏休み期間中も開けてもらいたいものである。
何らかのフィードバックをする機会があれば、学校へ言ってやろうと思う。

公園内で。
左から生徒会役員(?)の Andre(仏), クラスメイトの Clara(香港), Junko(日), 管理人。
昼間(正確には午前中)から
ウェールズ独自のビールを楽しむ管理人。

カーディフ城。
お城マニア(?)の方は感動物かもしれません。
カーディフ城内で。
右は Faruk (トルコ)。



7月30日(金)

1時間目はニュースを見てメモを取り、ニュースの内容を人に説明する練習。
取ったメモの量を他の学生と比べてみると、自分の聞き取る力の弱さを再度思い知る。

午後からは小論文に関して担当の教授と打ち合わせ。

私は他の学生に比べてかなり速いペースで進んでいるらしい。
1週間早く終わらせなければならないという理由もあるが、気合を入れているのが現れたようで
少しうれしいニュースだった。

その後は図書館にこもり、今日の宿題と小論文に関して指摘された部分の修正に取り組む。

夕食後に再度小論文に取り組んだ後、近所の城址に出かける。

ここからは Bath 市内が一望でき、とても美しい。
あと2週間しかここにはいないが、再度また出かけよう。

その後はだらだら会話をして夜中まで過ごす。
低レベルでのたどたどしい会話ではあるが、英語での会話の苦痛感が薄れてきたのは英語力の向上なのか、それとも単に仲良くなってきたからだけなのか?



7月29日(木)

1時間目はプレゼンの練習。

昨日も同じ事を書いたが、英語でのプレゼンは恐怖感が拭えない。
ただ今のうちに訓練しておくのはいい機会なので学校に感謝すべきなのかも。

今日も午後は授業がなかったので、図書館にこもって小論文プロジェクトにひたすら取り組む。

この語学コース期間中、学校の生徒会のような組織が毎日なんらかの企画をしてくれており、
今日は隣の市にアイススケートをしに行こう、という企画だった。

ちなみに私はこれまでビアパーティ(単に校内のパブで自腹で飲むだけ)・英国式お茶会
(単にお茶してだらだらしゃべるだけ)といったものに参加してきた。

小論文の進み具合によっては参加しようかとも思ったが、思ったようにはかどらなかったので
スケートはパスして夜も図書館へ。

こうして振り返るとつまらない1日を過ごしているようだが、課題なのでやむなし。
おそらく明日も似たような1日にならざるを得ないだろうが、土日に遊びの予定があるので我慢
して明日中に小論文の目処がつくぐらいに1日頑張ろう。



7月28日(水)

今日はレクチャーの日、ということで大教室に全クラスが集まってゲストスピーカーの話を聞く。

「スポーツ界は人種差別のない自由な世界か?」というタイトルで、日常の授業で扱うトピックも
非常に人種差別に関するものが多い。

これは留学生に対して気を使っている部分もあるだろうし、「イギリスってこんなに人種差別に
気を使う素晴らしい国なんですよ!」とアピールしているようにも感じる。

そんな事はともかく、やはり内容を頭に入れながらノートを取るというのは非常に厳しい。
が、本コースの授業の練習に非常にいい機会なので真剣に取り組む。

その後は各クラスに戻り、グループに分かれてレクチャーの内容を整理してプレゼンするという課題を出される。

私は日本語ベースではプレゼンはさほど苦にしないのだが、英語だと非常に苦しい。

授業の終わった後、「喋るの遅いから長くなってごめんね。」とファルークに言ってみたところ、
「英語のせいじゃなくて単に情報詰め込みすぎ。」と言われる。

私は未だかつてこんなに大人びた18歳を見たことがない。
世界は広い、とも思うが、こいつが特別なだけなのか?

また、プレゼンに関してここで正直に懺悔します。

「打ち合わせを仕切るふりして自分の覚えていたところを自分のプレゼン担当として優先的に
取ってしまいました。
メンバーの2人、ごめんなさい。」

水曜日は午後の授業がないのでファルーク・バート・S さんと4人で携帯電話を買いにバスに
乗って Bath 市内へ。

既に携帯電話ショップを巡って下調べをしていたので、一番安いショップで米系メーカー(私の
元勤務先)のものを指定すると、売り切れということで購入できず。
そんなに急を要するわけでもないので一番安い機種(約8,000円)が再度入荷するまで我慢
することにする。

学校に戻ってでプールで泳いだ後、ピザとビールの夕食をとる。

最近打ち解けてきたためか、「何であの中国人は語学コースだけのためにイギリスに2年も
いられるんだ?」と本音が出てくる。
まあ別に悪口を言っているわけではないのでよしとしよう。

そんな感じで過ごして今日もリスニングの訓練をしていない。
小論文のプロジェクトもあるのでスケジュール的に今週はできなさそうだ。
こんなんでいいのか?



7月27日(火)

今日は早起きできず、8時半に起床して普通に授業に出席。

私のクラスは2時間目のリーディング&ライティングを担当するティレナという女性教授がクラス担任のような形で、午後から何をするかの指示はこれまで彼女から出ていた。

そのため2時間目の授業で彼女が何も言わなかったので、今日も午後はフリーだと勘違いして
「今日は午後からまるまる時間を使える。」と昼休みに喜んでいたところ、クラスメイトでなおかつ隣部屋のファルーク(トルコ出身・18歳!)に勘違いを指摘された。

1時間目のリスニング&スピーキング担当の教授から午後も2時間普通に文法と語彙の授業をするとの指示があったらしい。
(私は渡されたアンケート用紙を記入していて気づかなかったようだ。)

あやうく無断欠席をするところで、本当にここでは周囲に助けられてばかりである。

授業終了後は小論文プロジェクトに取り組む。

ティレナはきちっとした英国式アカデミックな論文スタイルを教えてくれるのはいいのだが、どうも生徒のやることを型にはめたがる傾向があり、どうにも馴染めない。

それに加え、生真面目に彼女の言うことを聞いていると全体構成などを詰めるためだけに膨大な時間を費やすことになり、いつまでたっても本文を書き始められない。

その一方で、彼女に大した相談もせず適当に進めても後で厳しくやり直させられる気配もなく
(実際のクラスの数人からはいい加減な気配を感じる)、何と言うか「正直者が馬鹿をみる」という空気が私の不信感を増加させている。

ただそれでもきちっとした型を最初に学んでおくことは後々有益だろうと思っていることもあり、
こまめに彼女に相談しつつ、その裏でこっそり本文を書き始めることにした。

まあこれが大人の対応、というやつなんだろうか?



7月26日(月)

1時間目はリスニング&スピーキングの授業。

議論の途中で「賛成」「反対」「他の人の発言の補足」「別の話題への転換」との自分の意志を
明確にした上で、議論に参加する練習が主なテーマだった。

しかし、ちょっとでも議論のスピードが上がるともうだめである。
本当に先が思いやられるが、この気持ちはきょう初めて感じたものでもなく、何をやらなければ
いけないかはわかっているつもりなので後は実践あるのみである。

2週目に入ったせいなのか、宿題がきつくなって負担に感じるようになってきた。
昼食後に約束の時間までに宿題を終わらせたいと思って図書館へ行ったのだが、ついつい途中で30分ほど寝てしまったせいもあって終わらず。

夕方からは現役の Bath 大学の日本人 MBA 学生に会っていろいろと教えてもらう。

親切な方で、これからの本コースで必要になるかもしれない大量の書籍をいただく。
本当にありがとうございました。

夕食時に悲しいことが2つあった。

その1
てっきりライスもついていると思って買ったタイ風カレー(本当にタイで食されているカレーかは
怪しい)を電子レンジに入れて食べようとすると、ライスのないカレーだけだった。

「うそ〜!?」と叫んでいると、バート(台湾)がパスタを、ビクター(中国)がライスを少しずつ
恵んでくれた。

33にもなって何をやってるんだ、俺は。

その2
皆に「学校で売ってる国際電話プリペイドカードは高い!」と不満を言うと、価格を聞かれて
「約2,000円で日本まで45分。」と言うと、中国勢に爆笑される。

どうやら私はとんでもなく高いものをつかまされたらしい。
(電話会社に勤めていた経験から気づいてはいたが、急いでいたので買ってしまった。)

結局中国勢がロンドンの中華街で売っているという格安のカードを彼らの人脈を駆使して入手
してくれることになったからいいが、それにしても学校の生協のようなところで売っているものは
どうやら全てとんでもなく高いらしい。

日本の大学の生協をイメージしてお買い得だと思ったら大きな間違いであり、日本のスキー場やゴルフ場でビールを飲んだりご飯を食べたりするのと同じ心構えが必要らしい。

しかし学校の売店であこぎな商売するとはひどくないか? Bath 大学!!

その後遅くまで図書館にこもって何とか宿題を終わらせて1日が終了。
こんなときは遅くなっても全く危険を感じない校内の治安のよさがありがたい。

今日は自分の課題(リスニング)に取り組むことができなかったのが反省点。
明日は何とか時間を作って取り組みたい。



7月25日(日)

午前中に洗濯を済ませた後、リスニングの勉強として(?)図書館で DVD 「キャッチミー・イフ・
ユー・キャン」
を観る。

しかしながら約束の時間が迫ったため、いいところで終わらせなければならなかった。
明日か明後日にまた続きを観よう。

今日の午後は寮のキッチンを共有する台湾・トルコ・イタリア・日本(私)というメンバーでバスに
乗ってスーパーに買出しに出かける。

昨日もある程度の食料を買っていたため目前の食料には不自由しないのだが、月〜金は自分の課題に取り組むよう自分を追い込み、土日は会話練習にもなるので人付き合いを大事に
しよう、と決めていることもあって協力することにした。

こちらのスーパーでは「1つ買うともう1つがただになりますよ(日本でいう某紳士服店方式)。」や「1つで買ったら200円だけど3つ買ったら420円ですよ。」といった売り方が多いため、キッチンを共有するメンバーで買出しに行けば、非常に効率的な買い物ができるだろうということで
出かけたのだ。

それにしても私も含め皆恐ろしく所帯じみており、真剣にスーパーを周る。

買い物終了後皆の買い物をチェックすると、私以外の皆がピザを購入していたので「今夜は皆でイタリアンデーにしよう。」と話がまとまる。

いざ準備を始めるとイタリア人女性が非常にテキパキと働き、サラダを含めたほとんどの準備をしてくれる。
イタリア人はだらだらとした連中だ、という偏見が見事に覆される。

皆の購入したピザをいただきながらもさすがに何も提供しないわけにもいかないので、私からは皆にビールを振舞う。
そしてトルコの名物デザート(名前忘れた)などもいただきながら延々と4時間以上も話し込む。

印象深かったのは、ヨーロッパでは地続きのためか他国の言語の必要性が高いことや、言語が近隣の国と似通っていてマスターしやすいこともあり、他国の語学習得に非常に熱心らしい。

実際に目の前のトルコ人はドイツ語を話せるし、イタリア人はスペイン語を話せる。
台湾と日本のアジア勢はただ驚くばかりだった。

そうした事実を見せつけられると「人間やればできる(はず)。」と思わせられる。
明日から再度自分を追い込み、頑張ろう。



7月24日(土)

昨晩この日記を書き終えた後、空腹に耐えかねてキッチンに行くと数人の同じフロアに住む数人の同級生がおり、妙に話が盛り上がる。

私がここに来るまでに持っていた外国人に対するイメージは正しくなかったのかもしれない。
特に中国人の協調性に対しては否定的なイメージを持っていたが、皆穏やかでいい奴である。

今日は初めて学校から抜け出して Bath の中心地へ。
(とは言っても小さい都市なので中心地イコールほぼ全部らしいが。)

バスに乗ってまずは Bath 大僧院へ。
知識がないので大僧院と教会の違いをここで説明できないが、非常に大きな教会、という
イメージを持ってもらえればよいような建物であり、まさに荘厳、であった。

その後どんな店でどんな物を売っているのか確認したり、日本で言う100円ショップのような
ところ(こちらでは1ポンドショップなので約200円)で買い物をした後昼食を取る。

クラスメイトのトルコ人に薦められていたこともあり、ケバブを初めて食す。
(もともとは、ケバブ kebab =焼き肉料理、の意味だそうで一般的に「ケバブ肉をサンドイッチ状のパンにはさんで食べるもの」を「ケバブ」と呼ぶそうだ。)

ここで私は2つの失敗を犯してしまった。

まず第一に、メニューを読んでなんとなくチキンを選択してしまい、標準的ケバブでないものに
なってしまった。
次回は標準タイプのものに挑戦しよう。

2つ目に、ソースを何となくチリペッパーにしてしまった。
店のおじさんがチリソースを最初に挙げたので何となくそうしてしまったのだが、これがとんでも
なく辛い!
とても一般人にはおいしいと思えないような辛さなのである。
(注:これは私の言った店に限った話であり、ケバブショップ全般のことかはわかりません。)

ケバブを食した後はロイヤルクレッセントという非常に大きい三日月状の建物へ。

何のために長方形でなく三日月状なのか不明だが、とにかくすごい建物で、建物の前の芝生の広場でしばしくつろぐ。
この広場も広大で近郊の人たちと思われる家族連れなどでにぎわっており、将来はやはり
こういった環境の場所で生活したいものだと痛感。

そして目星をつけておいた洋服や食料品を買い込む。
洋服は今日からバーゲンセールが始まっており、長袖の洋服をほとんどもってこなかった私に
とっては絶好のチャンスだったので逃さず安いものを入手。

買い物を全て終えて夜8時過ぎに寮に戻ると、キッチンで数人が話をしていたので合流。

その会話の中でイタリア人女性から「なぜ雅子様は彼女のキャリアを諦めなければならなかったのか?なぜ現在そんなに追い詰められているのか?」と鋭い質問を受ける。

「皇太子妃というのは非常に重要な公務を数多くこなさなければならない立場であり、とても婚前のキャリアを継続できるようなものではない。」とまずは説明。

そして現況については「個人的意見はともかく、男子誕生が望まれるのは各国共通であり、何となく理解してもらえるだろう。それに加え、日本の現状のままでは皇位継承のための法的整備もしなければならず、そういった国民的感情論以上のものが雅子様を追い詰めているのでは
ないだろうか。」と説明すると納得していた。

しかしながら非常にうろ覚えのままいい加減に答えてしまったので、調べてみて誤りがあれば
彼女に再度伝えよう。

その後台湾人(バート、と呼んでいる)とトルコ人(ファルーク)と話し込んだが、特に印象的だったのが英語に関してである。

私から見れば彼らはスムーズにイギリス人とコミュニケーションをとっており、何の問題もなさそうに思っていた。

しかし実際には、それぞれが英語に関する心配事を抱えており、私の TOEFL のスコアを聞いて非常に尊敬のまなざしで見られた。
(彼らの心の中では「なぜこんなにしゃべりの下手くそなこいつがそんな点数を取れるんだ?!」と思ったのかもしれない。)

バートは TOEFL で大学院が要求する点数を取れず、語学コース終了後の語学試験を非常に
心配している。
そしてファルークは特にリーディングの授業中、答えあわせをすると周囲がほとんど正解なのに自分だけがいつも間違いだらけで焦りを感じているそうだ。
(外から見ると常に正解しているような顔をしているのだが。)

こういった話を聞いたからといって私自身の英語力が向上したわけでも何でもないのだが、
英語力に悩んでいるのが私だけでないとわかってモチベーションもアップしたし、彼らに対する
親近感も強まった。

お互いに馴れ合うことなく、なおかつ協力してそれぞれの課題に取り組みたいものだ。

Bath 大学から市内へ通じる坂道から撮った風景。
私はこの風景が大好きでした。
Bath はこんな感じの美しい街です。
さすが有名観光都市。

世界最古の温泉。
写真ではいまいち雰囲気出てませんが、
緑色のお湯でかなり小汚いです。
ロイヤルクレッセント前にて。
壮大さがおわかりいただけるでしょう。



7月23日(金)

今日も早起きして図書館で読書した後、リスニングの授業は BBC(日本でいう NHK)のニュースを見てノートにとって他人に説明するという授業。

この課題は上手いことクリア。

リーディング&ライティングの授業の後、小論文プロジェクトのマンツーマン指導。

気合を入れていたおかげで、ほとんど OK とのコメントをもらう。
ただいかにも実務的な内容になってしまったため、マーケティング用語の定義や理論的裏付けをするように言われる。

MBA コースではこうしたライティングの機会は多いと思うので、とても勉強になった。
初めて「高い金払って語学コースに参加してよかった。」と思えた瞬間だったかもしれない。

そのマンツーマン指導の際に「リスニング能力が低くて厳しい。」と教授に正直に悩みを打ち明けたところ、現在やっているディクテーション(英語を聞いて聞こえたとおりに書き取る練習)では
なく、全体的内容を捉える訓練をすべし、とのコメントをもらう。
これは TOEFL 対策と同じことであり、TOEFL 対策と英会話を分けて考えるべきではないようだ。

そのコメントを活かし(?)、宿題を終わらせた後は図書館で映画「ラブアクチュアリー」を DVD で観る。
ロマンチックラブコメということで一人で映画館に出かける勇気の出なかった映画である。

私が DVD を借りようとしているまさにその瞬間、クラスメイトのスペイン人の女の子が入ってきて少し恥ずかしく思ったが、「典型的イギリスコメディだよ。」と気にする風もなく言ってくれて安心。

期待が大きかった分、がっかりする内容ではあったが、英語の勉強のためということで我慢。

映画を観終えた後、校内のパブでのビアパーティに遅れて参加。

参加人数こそ少なかったが、思いのほか楽しい飲み会になり、1杯だけ飲んで引き上げるつもりがグラスを重ねてしまった。
ビール党としてパブは望ましいのだが、つまみも何もないという文化は何とかならないのか?

それでも授業が終わる金曜日を非常に楽しく過ごすことができた。
明日は学校の外に出てみよう。



7月22日(木)

少し早起きして図書館で読書した後、今日の授業は全クラス集まってのセミナー受講。

「異文化交流」がテーマであり、そのセミナーの内容以上にこれまでの授業で習った「講義の受け方」や「ノートの取り方」の実践訓練の意味合いが強かったように思う。

いざ実際にやってみると大変である。
話を聞こうとすると大変な集中力が必要なため、ノートをとれない。
ノートに気になった事を書いていると、その間に話は進んでいる。
まさに小中校生のレベルである。

セミナーと授業が終わった後、コンピュータシステムを使った英語自習方法を皆で学ぶ。

ここ Bath 大学には自習するのに十分な教材があると言ってよいだろう。
しかしながら後約3週間しかいない私には全ては使いこなせないと思うので、決めた教材に集中していくしかない。

その後は図書館にこもって小論文の概要を煮詰める。
昨日メールで教授に送ったら、「内容は OK だが、もう少し詳しく書いてほしい。」とのコメントを
もらったので、なんとか各項目を具体化させたものが完成した。

自分では満足行く出来上がりで、上機嫌でプールへ。
語学コースの学生も無料で50 m の立派なプールが利用できるのだ。
(コインロッカーに約40円は必要だったが。)

Bath 大学はスポーツが盛んなようであり、プールも立派なもので、体育会系の人たちや一般人とでかなりの人がプールにいた。
人数が多くて自分のペースで泳げないのは不満だが、それでも後何回かは利用したい。

プールから上がって更衣室までが距離があり、しかも寒い。
そのため更衣室でくしゃみをすると、隣にいたジェントルマンが「Bless you!」と言ってくれた。
「おや、かわいそうに」という感じで、くしゃみをした人に声をかけてあげるのがマナーだ、と本では読んでいたものの、今までそのような光景を見かけなかったので「本当に声をかけるんだ〜」と
つまらないことだが少し感動。

今日は課題に取り組んでいたためリスニングに費やす時間が少なかったのが反省点。
明日は修正しよう。



7月21日(水)

今日もリスニングとリーディングの授業をそれぞれ1時間半受講。

水曜日は13時以降がフリーになるため、ひとまず日本&香港の女性と3人で昼食。
どうやら皆ここの(イギリスの?)物価に苦しんでおり、質素な生活のようだ。
私の知る限り一部の中国からの学生以外は皆倹約家である。

その後校内に国際電話カードの自動販売機を発見したので購入し、実家へ電話。
何となくライフラインが整備されてきたような気がしてきて少し安心。

その後は図書館にこもって今日の宿題&プロジェクト課題に取り組む。

宿題は大したことはないのだが、リーディング&ライティングのクラスでコース終了までに小論文を提出するというプロジェクトがあり、他の学生より1週間早くコースを終了する私は1週間早く
完成させなければいけないのだ。

とりあえず今日のところは自分の選択した小論文の内容の概要を1枚にまとめ、先生にメールで送信するところまで完了。
単に早く済ませるというだけでなく、普段の授業で落ちこぼれ気味な部分を取り戻したいという
野望もあり、このプロジェクトには結構気合を入れているのだ。

その後は昨日同様に図書館の設備を使ってリスニングのトレーニングをした後ジョギングし、
シャワーを浴びて食事、と少しずつ生活サイクルができてきた。

食事時間が遅いためかキッチンで一人孤独に食べるはめになってしまったが、図書館の閉館の時間に近づくまで利用したいのでやむなしか。
ただし孤独にならないよう周囲とのバランス取りは忘れないようにしよう。



7月20日(火)

昨日のテスト結果がどう影響したのか全く不明だが、割り振られたクラスで授業らしい授業が
今日からスタートする。

夏の語学コースというとお気楽な印象があるかもしれないが、私にはかなりきついものとなって
しまっている。

授業の負荷が大きいという意味ではなく、周囲の英語レベルが高いのだ。
基本的に大学院へ進学する学生向けのためか(私もその1人だが)、中には「英語コースなんて出なくていいじゃん。」と思うレベルの学生もクラスにいる。

特に厳しさを感じたのが、リーディングの授業で「できた人から手を挙げて」と速読をやらされた
ときで、私は9人のクラスで常に最下位を争っていた。

こんなことでは読書に追われる MBA コースが極めて不安である。

ということで、この期間中、図書館にある英語訓練ソフトを使ってのリスニング訓練とリーディング訓練の2つを自発的課題として取り組むことに決めた。

せっかく仲良くなってきた周囲の学生とだらだら話したり遊んだりしたい気持ちもあるが、上手く
バランスを取って楽しく過ごしながらなおかつ自分を追い込もう。



7月19日(月)

今日から語学学校の開始ということで緊張感を持って起床。
キッチンで同じコースに参加するハンサムな台湾人とシリアルだけのシンプルな朝食をとる。

まず最初はライティング・リーディング・リスニングのテストが行われる。
クラス分けのため、という理由だがいまいち不明。

その後在校生に連れられて校内案内・語学コースの教授との短い面接・校内のコンピュータ
システムの説明、などと慌ただしく一日が過ぎる。

今日も夕食は電子レンジで暖めるだけのパスタを校内のコンビニで買い、キッチンで食べたが、来年の大学院進学を目指すというトルコ人は朝と同じシリアルだけ、など私以外の皆も生活は
質素なようである。

そしてようやく部屋からインターネットにつなげる環境が整う。
たった4週間の滞在なのに約4,400円もするため迷ったが、購入に踏み切る。

あくまでも連絡がつかないことを避けるための投資なので、だらだらと眺めて時間を過ごすということだけはしないよう自分を律しよう。



7月18日(日)

7時半過ぎに寒さで目覚める。

学校が丘の上にあるせいかロンドンに比較してかなり気温が低い。
ここ数日無理のある生活をしていたせいもあってか倦怠感がある。風邪だろうか?

昨夜の食べ放題レストランからくすねておいたパンとバターで質素な朝食。

英語コースの学生向け説明書パッケージを受け取った後、校内のコンビニ(土日は4時で閉まるという不便なコンビニだが。)で買い物。
洗剤・石鹸・半額になったジュースなどを買い込む。

洗剤が手に入ったことでコインランドリーへ。
1回あたり約280円と非常に高い。まとめて洗濯する習慣をつけよう。
その代わりというか、乾燥機は約40円で20分も回ってくれる。
雨が多く洗濯物が乾き難いお国柄のせいなんだろうか?

バスに乗って街へ出ようかと考えていたが、どうにも身体がだるいので少し睡眠。
2時間ほど寝たようで、既に午後1時半。

昼食のチキンカレーライス(冷凍食品)を温めるためにキッチンへ。
この寮は10部屋ごとに1つダイニングキッチンがあり、そこに電子レンジや冷蔵庫・オーブンがあるのだ。

テレビも何もない部屋に戻っても一人で寂しいため、温めたカレーをキッチンで食べる。
イギリスの冷凍食品だしカレーライスもどきだろう、と思っていたが予想以上の美味。
これで約300円はお得だ。

と一人で感動していると、女の人が入ってくる。
聞いてみるとイタリアからの留学生で小学校の英語の先生であり、夏の間イギリスで英語を勉強しているらしい。

彼女はここに来て1週間たつというので、キッチンの使い方のルールを教えてもらう。

鍋などの調理器具が共用のものがないのが痛い。
そうかといって4週間しかいないBathでいろいろ買い込むわけにもいかないため、調理器具の
不要なメニューで日々何とか凌いでいこう。

食後暇なので街に出ることやプールで泳ぐことも少し考えたが、具合が本格的に悪くなっては
困るので部屋で読書や友達の独立の手伝いをする。

おとなしく過ごした後、午後8時半という遅いスタートの英語コース主催のウェルカムパーティーへ参加。
ただ飯を期待して参加したのだが、ただ集まって飲むだけのパーティだったのは誤算。

そこで英会話力の弱さをいまさらながら思い知らされる。
ネイティブのスピードについていけないのは当然にしても、アジア人の英語が聞き取れないのは話し手と聞き手のどちらに問題があるのか?

それでも無理に会話をつないで楽しく過ごした後、部屋に戻る。
ただ飯を期待しており、何も食べてなかったので買っておいた1つ約100円のカップラーメン
(中国人向け?)をキッチンで食べていたが、誰も来なくて寂しさが倍増したので部屋に戻る。

いよいよ明日から語学コースのスタートである。
ここでの生活を楽しみながら、神経を英語力向上に集中させていこう。



7月17日(土)

今朝も8時前に目覚ましなしで目覚める。
今回まったく時差ぼけを感じないのだが、普段寝起きの悪い私が普通に目覚めるこの状態が「時差ぼけ」なんだろうか?

今朝もクロワッサンを楽しんだ後、散歩をかねてトラベラーズチェックの両替に出かける。
が、土曜日なので銀行は閉まっており、街の両替屋は手数料を取るので止めにする。
手持ちの現金は約9,000円、これだけあれば月曜日まで何とかなるだろう。

チェックアウト時、電話代を払おうとしたら「通話記録がシステムに出てこないから無料でいい。」とのこと。
「(ホテルの)オーナーが負担するんじゃない?」と極めて無責任な対応だが、こちらに都合の
いい話なので素直に従う。

時間もあるので経費削減のためにも地下鉄に乗らず、1時間歩いて長距離バスの発着所へ。
ここでSさんと合流。

バスの運転手はミルコ・クロコップのような近寄り難いおじさんで、荷物の制限重量を超えて
しまったSさんは自分で荷物の積み込みをやらされる。
誇り高き大英帝国、恐るべし。

Bath の中心地へ到着後、さらにバスを乗りついで Bath 大学へ。

寮へチェックイン後、荷物の整理などを済ませて学食へ。
サラダバーシステムになっており、いろいろなものが食べ放題なのはいいのだが、6ポンド(日本円で約1,200円)という豪勢な夕食を毎日しているわけにはいかない。
何らかの代替手段を考えなければ。

夕食後校内を散策すると、私の住む寮の裏手がゴルフ場になっており、柵を乗り越えて入って
みるとその景色の美しさといったらもう。。。

ゴルフしたい!!

少なくとも景色の美しさでは、これまで日本で見てきたゴルフ場では残念ながら勝てない。
Bath 大学には4週間しか滞在しないのだが、ぜひ1度プレーしてみたいと思う。

イギリスは現在夏で日が長いということもあり、この日記を書いている今(午後9時半)でも外は
明るい。
窓から見える庭では芝生の上を野ウサギが走り回っている。
美しさで勉強に打ち込む意欲が薄れるというデメリットもあるが、夏の Bath 大学、最高である。

皆様もイギリスへ旅行される際は、夏を選ばれることをお勧めします。

Bath 大学正門。 寮の外観。
写真で観るときれいに見えますね。

寮の裏手のゴルフ場
残念ながらプレーできず。
図書館。
蔵書の数は Warwick ほど多くないものの、
アクセス良く使いやすい。



7月16日(金)

昨日の疲れで遅くまで起きれないかと思ったが、なぜか8時過ぎには目が覚める。
すぐにホテルで朝食をとる。

私はアメリカのホテルでの経験から、コンチネンタルブレックファーストはまずいものだ、と
決め付けていた。

しかしこのホテルは違った。
正確にはここのパン、特にクロワッサンが非常に美味いのだ。
このホテルに対する好感度が少しだけ回復。

朝食後は疲労感もあり、二度寝をしようかと迷ったが、もったいないので前夜の決意も忘れて
外出する。

ホテルの近所のロイヤル・アルバート・ホールやアルバート公記念碑を見物しながら歩き、有名デパートのハロッズへ。

今後仕事として接点を持つとは思えないが、それでもデパート崩れの私としては外国のデパートがどんなものか気になるのである。
店内はセール中ということもあって込み合っていた。

ひととおり店内を歩いてみての感想は「さすがだな。」というものだった。

第一に、「他所では売っていない高級なものを売っている」という本質的な役割を果たしている。

これはオーバーストア状態の日本の百貨店では非常に難しい課題だが、そうかといってこの課題を本格的に解消しようとしている百貨店はごく一部に限られているように感じる。

売り場は商品ごとに部屋で仕切るような感じであり、それを利用してBGMや壁、床までも商品ごとに変えることで雰囲気を出している。
日本の百貨店では高級感を出すという目標を改装などの大掛かりな設備投資で実現させようとする傾向があるが、その前に取り組めることがあるのでは?と感じた。

高級感という点では、従業員からも感じさせられた。
皆黒色のスーツで統一されており、何と言うか「敷居の高さ」を感じさせるのである。

高級感が漂って敷居が高いことがビジネス上正解かどうかはともかく、ここの従業員から「自分の仕事に誇りを持っている。」と感じさせられ、そのように思えなかった元従業員としてはうらやましく思うのである。

その後シャーロック・ホームズ博物館へ。

私は小学生の頃からホームズやポワロといった探偵推理小説が好きなので、ぜひ今回ここに
行きたかったのである。
思い入れが深い分がっかりするような規模の博物館ではあったが。。。
まあ楽しかったからよしとしよう。

日本では美術品を見に行ったりなんて絶対しないくせにヴィクトリア&アルバート博物館で見物した後、Bathで英語コースをご一緒するSさんと夕食で合流。

Sさんとは初対面だったが、メールから感じたとおりの好青年だった。
今後もよろしくお願いします。

夕食としてビールを飲みながらフィッシュ&チップスを食す。
本場で食べれば少しは違うのでは?と思っていたが、何故イギリス人がこれを好むのかという
理由はやっぱり掴めず。

その後ロンドンに何回も来ているSさんに案内してもらいながらロンドンを歩く。

ロンドンは歴史を活かしながら統一感のある建造物で占められており、歩いていて本当に愉しい街である。
そういった点では日本では京都だけが頑張っているぐらいだろうか?

観光を一つの産業として大きくしていくためには「街の特色」というのは不可欠である。
すでに他の都市と見分けのつかない都市となりつつある広島においても実践してほしいことなのだが。。。

今日一日は観光客としてひたすら遊んだ。
明日からは目標であるガリ勉学生となれるよう、少しずつモードを切り替えていこう。

       
   ロイヤル・アルバート・ホール。                    シャーロック・ホームズ記念館のおじさん。
   私はクラシック音楽はよくわかりませんが、今日が         まさかホームズのつもり??
   「プロムス」という大きいイベントの初日だそうです。

       
   「赤毛倶楽部」の事務員。                        美しい夜景を背にした管理人。
   ホームズファンのかたはおわかりでしょう。




7月15日(木)

昨日の酒は残っているものの、緊張感からか寝過ごすことなく5:30に起床。
寝ているK夫妻を起こさないようにこっそりと出発。

阪急からJRを乗り継いで6:54大阪発の関空快速へ。
通勤ラッシュには巻き込まれないものの座ることもできず、関空まで立ったまま。
二日酔いで新聞を読む元気もなくボーっと過ごす。

関空からKに御礼の電話を入れた後、体調悪いままいよいよ出発。
香港まで約3時間半のフライトは快適ながらも二日酔いは抜けず、ビールも飲まず機内食を
無理やり詰め込む。
英語の映画を中国語の字幕で観るが、自然と音声の英語より中国語の文字のほうで意味を
把握している。(漢字なので意味がとりやすい。)
2ヵ月後には少しは英語能力が鍛えられていればいいのだが。。。

香港国際空港に到着すると、見慣れぬ高層ビル群・見たこともない航空会社の飛行機などが目に入り、好奇心が沸いてきて少し元気回復。
初めての乗り換え手続きもスムーズに終えることができ、空港内をフラフラする。

特に本屋は香港で流行中と思われる松村邦弘風の占い師の大量の書籍や、日本のプロゴルファー伊沢の本が「伊沢利光的結論」というタイトルで出版されていたりと興味深い。
とりあえず貨幣価値もわからぬまま「ブリジットジョーンズの日記」を98香港ドルで購入。これって安いの?
(後に約1,350円と判明。)

そしてロンドンへの飛行機に乗り込む。
それにしても私はいつも中国人と間違われ、日本人のフライトアテンダントに日本語でなく英語で話しかけられる。
ここでもそうだったし、隣の中国人にも中国語で話しかけられる。何で?

なぜか離陸ができず1時間待ったこともあって13時間を機内で過ごし、衰弱した状態でロンドンへ到着。
それでも持参した「ザ・ゴール」が熟読できたのでよしとしよう。

入国審査は「どこの学校行くの?」「何を勉強するの?」の2つだけであっさり通過。
全体として今日は特に困ったことも起こらずスムーズに進んだ。
唯一空港からホテルへ向かう地下鉄の自動改札で荷物がはさまれて駅員に助けを呼んだこと
くらいだろうか。(これは少し恥ずかしかったが)

午後11時半ごろに自分では奮発したつもりのホテルへ到着すると、非常に古くて狭く、設備も
貧弱である。
ホテル代が高いため、空港からタクシーに乗りたいのを我慢して地下鉄で移動したというのに、
こんな狭いホテルは初めてというレベルである。
スーツケースを開くこともベッドの上しか不可能だ。

インターネットで割安のところを探し回り、1万円強で泊まったのだが、それにしてもロンドンの
物価恐るべし。
都会の学校を避けて正解だったと改めて痛感。

こんな感じで非常に長い長い留学初日が終わる。
飛行機の中のうたた寝を除けば連続して27時間起きている。(前日も前々日も寝不足なのに。)
体力をかなり消耗している。
せっかくの貴重なロンドン体験で時間がもったいないが、明日一日だけは遅くまで寝て体力の
回復に努めよう。



7月14日(水)

準備のため眠いのを我慢して起床。

荷造りがほぼ終わると、常備薬でいくつかの種類が不足しているのとスーツケースを縛るベルトがないことが判明。
そのため荷物の送付と買い物のため外出。

そうこうしているとあっという間に昼となり、昼食は出前のお好み焼き。
食べ終えると約束どおりに1時に友達が車で迎えに来てくれた。

この月曜日に酒を飲んだ友達であり、保険代理業で時間の融通が利くからと広島駅までの
見送りを申し出てくれたのだ。
本当に助かりました。ありがとうございました。

新幹線に乗り、杉山愛・芙沙子親子の共著「コラボレーション」を読んでいるとあっという間に
新大阪。
残念ながらあまりに「きれいな」話ばかりであり、ファンという贔屓目で見ても「ふーん。」という
だけの本かもしれない。
それを思えば、特別なファンでもなかった私でも感動できた本を出した矢沢永吉は立派である。

JRで大阪駅に移動してスーツケースをコインロッカーへ預けた後、環状線にのりかえて元勤務先へご挨拶に伺う。
そして到着後すぐに、お世話になった近くの取引先を訪問。

この会社自体は着実に事業を進めているようだが、業界全体としては思わしくないようだ。
それでも何人かの方たちと昔話に花を咲かせた後、再会を約束して元勤務先へ戻って元上司の方と話をする。

私の退職後それほどの年月が流れたわけではないが、組織変更で私が勤務していた頃と全く
違う職種に勤めている方も多いようであり、動きの大きさをうかがい知る。
もはや外部の人間となった私ではあるが、その会社なりの成功に向けて進まれることを祈るのみである。

携帯電話を持っていないため、苦労しながら高校の同級生のK夫妻と梅田で合流。
焼き鳥と酢橘酒が非常に美味。

酔っ払ってしまい、そして翌朝も時間をとれなかったのでまともに御礼も申し上げてないような
気がする。
置き手紙でも書きましたが、本当にありがとうございました。
また年末に飲みましょう。



7月13日(火)

二日酔いでやる気はしないものの、Warwickに送付する荷物の集荷が迫っているため荷造り。

その後市役所で転出の届出やそれに伴う年金や保険の手続きを行う。
そして携帯電話ショップで一時休止の手続き。

私はそんなに携帯電話を使わないのだが、それでも休止するとなぜか得体の知れない不安感に襲われる。
知らないうちに現代人は携帯電話依存症になっているのか?

夕食は自宅で父母と姉夫婦と食事会。
寿司や茶碗蒸しが美味。
私は食に関してほとんど好き嫌いもこだわりもないので和食を食べられなくなることに不安感は持ってないのだが、数ヶ月も離れるとなるとどうなるんだろう?

その後朝方4時ごろまで持ち込み荷物の整理や荷造り。
手持ちの荷物に全てが入りきらないことも判明。明日の朝Bathへ郵送手続きが必要だ。
ぎりぎり直前まで何もしないこの性格は一生直らなさそう。



7月12日(月)

今回の選挙で自民党には逆風が吹いたようだ。
(私の投票が意図したものとは少し違う結果だったが。)

日本も二大政党方式になっていくのだろうか。
そうなると野党の役割はこれまでのように「自民党に反対!」とだけ外部から言っているものではなくなるはずで、具体的かつ明確なメッセージを野党に期待したい。

今日は中学校の同級生と地元商店街で酒を飲む。
一人は地元で古くから続く旅館を経営しており、もう一人は保険代理業で独立している。

どういうわけか私の周りには「学校を卒業してから○○会社一筋」というタイプが少ない。
そういう私もこの年齢になって借金背負って留学なんてしているわけで、類は友を呼ぶのだろう。

酒の席では衰退した地元商店街の復興策について話し合う。
串揚げ店主にその場で話を聞いたりもしたが、排他的なムードや変化を嫌う長老層が実権を
握り続けていることなどが革新を妨げているようであり、問題の根は深いようだ。

それにしてもシャッターの閉まった駅前商店街を歩くのは昔を知る人間として寂しい限りである。

私は商店街からすれば外部の人間であるが、これまでの会社勤めや留学で学んだことの中でも商店街復興に向けて役に立つことはあるように思う。
こうした取り組みを本業とするかどうかはともかく、ライフワークとして挑戦してみたいものである。



7月11日(日)

高校の同級生に壮行会を開いてもらい、ご馳走になる。
そのお店も高校の同級生のご主人のお店であり、昔話などで楽しく過ごした。
皆さん、サンキューでした。

今回のメンバーは独立を控えた美容師・親の後を継いだ眼鏡店経営者・大手地元企業を退職して整体師を目指す学生、そしていい年こいて留学する私という顔ぶれであった。

今回世話になったから、というわけではないが、やはり友達として彼らの商売繁盛を願わずにはいられない。
実業の世界に正面から対面する彼らに対し、私のビジネススクールでの経験というものを少しでも還元できるのだろうか?

もちろん自己のキャリア形成が目的のビジネススクールではあるが、友人知人への還元も常に意識していたい。
少しでも恩返しできればハッピーだし、そうした実業との接点を多く持つことは私のキャリア形成にも大きくプラスになるはずだからである。



7月10日(土)

ようやく荷造りを開始。
イギリスで服や靴といった値の張るものを極力買いたくないため、冬服を中心に詰め込む。

どうやら段ボール1箱では無理のようだ。
送料も安くはないが、それでも必要と思ったものをその都度現地で買っているより安くつくだろう。

また、メーリングリストで知り合った(まだ会ってないが) Bath の MBA に進学する方とロンドンで会うことも決まった。
この方は前勤務先が同業ということもあり、楽しくお付き合いできそうな感じである。

このように新しく人と知り合えるのが新しい世界に飛び込む最大のメリットだろう。
私は「人脈」とか「ネットワーキング」という言葉は打算的な響きが感じられてあまり好きではないのだが、ここは単純に友達が増えていく楽しさを純粋に喜ぼう。



7月9日(金)

航空券やロンドンでのホテルのクーポンも入手して手配完了。
その他に就職活動用の写真の焼き増し依頼や銀行への届出書類の作成送付などを行う。

最近コツコツと住所録の整理をやっていて感じたのだが、メールアドレス(家・職場・携帯)など
管理事項が増えたせいなのか、全てはわからない人が多い。
例えばメールアドレスは複数わかるのだが、その人の住所はわからない、など。

これは特にここ数年で知り合った人に多い。
ここ数年は携帯があるのでいつでも連絡が取れる、という安心感でそうなってしまったのだ。

これをご覧になった心当たりのある方、恐縮ですがメールください。
今後も連絡を取り合いましょう。



7月8日(木)

はなまるマーケットで杉山愛の出演を見た後、国民生活金融公庫へ。
特に不備もないようで通過。

小型船舶免許の更新手続き後、銀行にて英ポンドのトラベラーズチェックと少々の現金を入手。
見慣れない通貨なので「これが価値あんの?」と不思議な感じ。

その後美容師の友人を訪ねて髪を切る。
「面倒なんでしばらく髪を切らなくてもいいように。」というリクエストをすると、思い切った短髪に。
さらに「真っ黒じゃ変。」という事になり、染めることに。
(「染める」ではなく「カラーリング」と言うらしいが。)

私は髪を染めるのは初めてだったのだが、自己評価ではいい出来上がりであり、気分は日本
代表キャプテンの背番号7である。
(決して「はなわ」ではない。)

渡英後の人材紹介会社との面談が気になるものの、やってみると楽しいものである。
学生期間中にまたやってみようと思う。



7月7日(水)

ひどい二日酔いで午前は全休。

昨日6時間以上飲んだので当然の報いなのだが、ここ1〜2年二日酔いがこれまでより重い。
これが衰えというやつなんだろうか?

午後から国民金融公庫へ提出する書類を整えるため近所の銀行へ行ったり、ロンドンのホテルやロンドンからバースへのコーチ(長距離バス)の予約をインターネットで行う。

明日こそ渡英準備に動き回ろう。



7月5日(月)

ようやく航空券が手配できた。

期待していたアシアナ航空は全て満席との事で広島から出発する希望はかなわず、14日に
大阪へ移動して15日の朝に関西国際空港からキャセイパシフィックで出発する事に決まった。

当初期待していたより手間も金銭もかかる事となったが、せっかくのいい機会なので大阪に勤務していた頃にお世話になった方々に挨拶してから出発する事にしよう。



7月4日(日)

姉の結婚式に出席してきた。

弟という立場での結婚式への出席は気楽なもんで、スピーチを頼まれている友人の結婚式よりも全然気楽に臨むことができた。
それでもこの数ヶ月間の事を思えば非常に感慨深かった。
もちろん私以上に姉のほうが重圧を感じていたことだろうとは察するが。

今後も障害が発生する事だろう。
それでもしっかりした家庭が築ければ乗り越えられるだろうし、ご主人はそれができる人だろうと感じている。

月並みな言葉だが、今の感情を表すとどうやってもこの言葉に集約されてしまう。

「幸せな家庭を築いてください。」



7月3日(土)

5年に1回ある小型船舶免許の更新のための講習を受講した。
(ペーパードライバーだが)

受講前は「何でこんな物に金(\3,890)が必要なんだ!財団法人の天下り役人に無駄な金が流れるだけだろ!」と怒っていたが、受講すると「ある程度の金額はしょうがないか。」と考え直した。
財団法人の担当者の応対はしっかりしており、「(自動車の)運転免許センターとは違うな〜」と
思ったからである。

そんなこと以上に感じたのが、「あれからもう5年も経ったのか。」という感慨である。

この免許を取得した当時、私は米系メーカーから新たに立ち上げられた関連会社へ出向し、
営業部で販売チャネルを整備すべく忙しい日々を過ごしていた。
その頃から既に MBA 留学に対する憧れはあったが、当時の私には非現実的な話で実現しない単なる憧れだと自分でも思っていた。
それが5年後の現在、あと10日ちょっとで留学生活が実現するのである。

この5年間、少なくともキャリア上はいい経験を積めたと思っている。
5年後も「いい5年間だった。」と振り返れるよう、いい留学生活を送りたいものだ。



7月2日(金)

懸念事項は先送りできそうな雲行きである。
周囲も背中を押してくれる。

そんな流れに合わせたように日曜日に申請書を発送したばかりのビザが今日届いた。
(即日発行と同程度のスピード!)

そんな事もあり、9月にウォーリックに多額の学費を支払うまではいつでも引き返せる、と
割り切って留学準備にとりかかろうと Web で 7/15 広島発の航空券を予約申し込み。
予約が確定すればようやく渡英スケジュールが確定する。

9月までは割り切って気持ちを留学の成功に専念させよう。



7月1日(木)

今さら、だが。

留学のキャンセルを検討している。
ここ数ヶ月懸念していた事が顕在化したのだ。

これまでビジネスでモットーとしてきた
「環境を嘆いても仕方ない。この環境で自分はどうするんだ?」
という言葉がのしかかる。

迷っている時間はない。
周囲に考えを伝えて選択肢を絞っていくしかない。